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2026/02/18 09:00


ベトナムコーヒー豆は、世界全体のコーヒー生産量でも大きな割合を占めるロブスタ種が中心です。そのため、独特の力強い香りや深いコクが特徴的ですが、「家庭で淹れると苦味が強すぎたり、目詰まりして時間がかかる…」といった悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

 

実は、ベトナム流の本格抽出には「中挽き」設定が最適です。中挽きにすることで、フィン(ベトナム式ドリッパー)使用時の目詰まりを防ぎつつ、5~7分でしっかりとした味わいを引き出せます。逆に、細挽きだと20分以上も抽出にかかってしまう失敗例が頻発しています。

 

また、挽きたて豆の微粉除去や、95℃のお湯での抽出など、プロが実践する細かなコツも実は重要です。「せっかくの高品質豆も、挽き方や器具の選び方次第で味が激変する」というのが、現地カフェでも家庭でも共通する事実です。

 

この先では、ベトナムロブスタ豆の特徴や、家庭用ミルでの中挽き実践法、失敗しない抽出・保存テクニックまで徹底解説しています。一手間で驚くほど美味しくなるベトナムコーヒーの魅力を、ぜひご体験ください。

 

ベトナムコーヒー豆の特徴と最適な挽き方の基礎知識【ロブスタ種中心】

ベトナムコーヒーは、独特の濃厚な味わいと香りが特徴で、カフェ文化や家庭でのドリップまで幅広く親しまれています。特にロブスタ種の豆は、力強いコクと苦味、深い焙煎による香ばしさが際立ちます。ベトナムコーヒーの本格的な風味を自宅で再現するには、豆の選び方と挽き方が重要なポイントです。ドリッパーやフィンを使った伝統的な抽出方法に適した豆の挽き具合を知ることで、安定して美味しい一杯を淹れられます。

 

ベトナム産ロブスタ豆の独特な風味と焙煎のポイント

ベトナムでは主にロブスタ種が生産されており、その特徴は重厚な苦味と力強いボディ、スモーキーな香りにあります。深煎りに仕上げることで、甘みとコクが増し、練乳やコンデンスミルクと合わせても負けない味わいになります。ベトナムコーヒーはグラスに氷を入れてアイスでも楽しまれ、濃厚なロブスタ豆の個性が際立ちます。

 

ベトナムロブスタとアラビカの風味・用途の違い

ロブスタ種はベトナムコーヒー特有の濃厚さや力強い苦味、香ばしさを求める方に最適です。一方、アラビカ種は酸味やフルーティな香りを重視したい場合や、ブラックで飲みたい方に向いています。ロブスタは深煎りにしてミルクと合わせる伝統的なベトナムコーヒーに最適で、アラビカは浅煎りや中煎りでさっぱりとした味を楽しむ際におすすめです。用途や好みに合わせて豆を選ぶことが、ベトナムコーヒーをより楽しむコツと言えます。

 

挽き具合が味に与える影響【中挽き推奨の理由】

ベトナムコーヒーの美味しさを最大限に引き出すためには、豆の挽き方が重要です。伝統的なフィンやドリッパーで淹れる場合、中挽きが最適とされています。その理由は、細かすぎると目詰まりしやすく、抽出に時間がかかりすぎて苦味が過度に出てしまうためです。逆に粗すぎると抽出が早く終わり、味わいが薄くなってしまいます。

 

細挽きではパウダー状になり、抽出時間が10分以上かかる場合もあり、苦味が強くなりすぎることがあります。中挽きはザラメ砂糖程度の粒度で、5〜7分程度の抽出で濃厚でバランスの良い味が得られます。粗挽きは粒が大きくなり、抽出が2〜3分と短くなってあっさりとした仕上がりになります。

 

中挽きでは、しっかりとしたコクと香ばしさを保ちつつ、目詰まりせず安定した抽出が可能です。目安としては、1杯分あたり約12〜15gの豆を使い、95℃前後のお湯でじっくり抽出する方法がおすすめです。好みに応じて微粉を取り除いたり、豆の量を調整することで、自分だけのベトナムコーヒーを楽しむことができます。

 

ベトナムコーヒー豆の正しい挽き方実践ガイド【ミル選びから微粉除去まで】

家庭用ミルで理想の中挽きを実現する方法

ベトナムコーヒーの濃厚な味わいを最大限に引き出すには、豆の挽き方が重要です。おすすめは中挽きで、粒度は「グラニュー糖程度」が目安となります。家庭用ミルを使う場合、ミルの設定を6〜7段階目に合わせると最適な中挽きが得られます。細挽きにすると目詰まりや過抽出で苦味が強くなり、粗挽きでは抽出が速くなりすぎて薄味になるため、中挽きを基準に調整しましょう。

 

細挽きでは抽出に8分以上かかり、苦味が強くなりやすい傾向があります。中挽きでは5〜7分の抽出で、濃厚でバランスの良い味わいに。粗挽きは2〜4分で抽出され、軽い味わいとなります。

 

フィン(ベトナム式ドリッパー)での抽出時は、中挽き20g前後が標準です。粉は押し付けすぎず、軽くならしてセットすると均一な抽出ができます。

 

微粉除去の重要性と簡単なやり方

美味しくベトナムコーヒーを楽しむためには、挽いた豆の微粉除去が重要です。微粉が多いと抽出が遅くなり、雑味や苦味の原因になります。家庭で簡単にできる方法は、挽いた豆をふるいにかけるか、キッチンペーパーなどで軽くふるうことです。

 

おすすめの微粉除去手順は以下の通りです。

 

  1. 挽いた豆をボウルに入れる
  2. ふるいまたは目の細かいザルで数回振る
  3. 落ちた微粉を除去する

 

この工程を加えるだけで、雑味のないすっきりとした味わいになります。特にフィンやドリップバッグを使う場合には、微粉除去の有無で仕上がりが大きく変わります。手間を惜しまずに行うことで、家庭でもカフェのようなクオリティが実現できます。

 

挽きたて豆の鮮度保持と保存Tips

コーヒー豆の鮮度は味に直結するため、挽きたてを使うのがベストです。ただし、一度に使いきれない場合は正しい保存が大切です。保存のポイントは、密閉・遮光・低温の3つです。市販の袋をクリップで閉じ、冷暗所や冷蔵庫で保管しましょう。

 

保存方法としては、常温(密閉)での短期間保存が可能ですが、湿気や温度変化に注意が必要です。冷蔵庫での保存は湿気や他の食品の香り移りに気をつけつつ、密閉容器を使用すると良いでしょう。冷凍庫での保存は長期保存に向いています。

 

また、湿気や強い香りの食品と一緒に保存しないようにしましょう。使う分だけ小分けにし、開封後はできるだけ早く使い切るのが理想です。新鮮な豆と最適な挽き方にこだわることで、本格的なベトナムコーヒー体験を自宅で味わえます。

 

ベトナムコーヒードリッパー(フィン)の種類と使い方完全マニュアル

ベトナムコーヒーを本格的に楽しむために欠かせないのが、専用ドリッパー「フィン」です。フィンには素材や構造の違いがあり、抽出の仕上がりや風味に影響を与えます。自宅で手軽にベトナムコーヒーを再現したい方は、まずフィンの種類と特徴を把握しましょう。

 

カフェ・フィンの構造分解とタイプ別特徴【抑える/ねじ込み】

フィンは主に「抑えるタイプ」と「ねじ込みタイプ」の2種類に分かれます。それぞれの構造や使い勝手、抽出結果の違いを知ることで、自分に合った器具を選びやすくなります。

 

抑えるタイプは、上から粉を押し付ける構造で、手軽に抽出でき短時間で仕上がるため、初心者や時短を重視する方に適しています。ねじ込みタイプはネジで締め付けることで粉をしっかりと固定し、均一な抽出が可能となり、濃厚でバランスの良い味を求める方や本格志向の方に向いています。

 

抑えるタイプは粉の詰め方次第で味が変化しやすく、カジュアルに楽しみたい方向きです。一方でねじ込みタイプは圧力を均一にかけやすく、濃厚でバランスの良い味わいが得られます。

 

陶器製ドリッパーの耐久性と風味変化

陶器製フィンは、金属製に比べて熱伝導が緩やかで、抽出時の温度変化が少ないのが特徴です。そのため、コーヒー本来の香りや甘みを引き出しやすく、まろやかな味に仕上がります。

 

陶器製フィンのメリット

 

  • ・熱が逃げにくく、高温をキープしやすい
  • ・コーヒーの雑味や苦味が抑えられる
  • ・見た目が美しく、テーブルに映える

 

注意点

 

  • ・落下や衝撃に弱く、割れやすい
  • ・金属製よりも価格が高め

 

風味にこだわる方や、ゆっくりとコーヒータイムを味わいたい方には、陶器製フィンが特におすすめです。

 

ドリッパー代用と100均フィルター活用法

専用フィンが手元にない場合や気軽に始めたい方には、身近なグッズを活用した代用法もあります。ペーパーフィルターや茶こしなどの道具を工夫することで、ベトナムコーヒーを楽しむことができます。

 

代用方法の例

 

  1. ペーパーフィルターとドリッパーを組み合わせる
  2. 茶こしで粗挽き粉を抽出
  3. 手軽な金属フィルターを利用

 

ポイント

 

  • ・粉は中挽きを使用し、詰めすぎない
  • ・お湯は95℃前後を目安に、ゆっくり注ぐ
  • ・コンデンスミルクをグラスに先に入れておくと本場の味に近づく

 

コストを抑えつつ、ベトナムコーヒーならではの濃厚な味と香りを気軽に再現できます。自分のスタイルに合わせて、道具選びや淹れ方を工夫しましょう。

 

ベトナムコーヒーの抽出手順と分量・温度の最適化

ベトナムコーヒーは独特の風味と濃厚な味わいが特徴です。家庭でも美味しく再現するには、正しい豆の挽き方、分量、抽出温度の管理が重要です。ここでは、失敗せずに本格的なベトナムコーヒーを楽しむための具体的な手順やポイントを詳しく紹介します。

 

基本手順:ミルク先入れから落ちきり確認まで

ベトナムコーヒーの抽出は、専用ドリッパー「フィン」を使って行います。下記の手順に沿って進めることで、誰でも自宅で本場の味を再現できます。

 

  1. グラスにコンデンスミルク(練乳)を大さじ1~2杯入れます。
  2. 深煎りロブスタ種のコーヒー豆を中挽き(粒度はペーパードリップよりやや粗め)にし、12~15g用意します。
  3. 挽いた粉をフィンに入れ、軽く均等にならします。微粉が多い場合は軽く振るって除去しましょう。
  4. プレスで軽く押さえたら、フィンをグラスにセットします。
  5. 95℃前後のお湯を約20ml注ぎ、20~30秒蒸らします。
  6. 残りのお湯100mlを静かに注ぎ、ふたを閉めて5分ほど抽出を待ちます。
  7. 滴下が完全に終わったら、よくかき混ぜて完成です。

 

抽出の際には、豆の挽き方や湯温、時間のバランスが重要なポイントとなります。目安として、中挽きの豆(12~15g)、湯温95℃前後、蒸らし時間20~30秒、抽出時間は5分程度、練乳は大さじ1~2杯が適量です。細かすぎると目詰まりを起こしやすくなり、抽出が長引くと苦味が強くなりやすいので注意しましょう。

 

95℃高温湯の役割と温度管理コツ

お湯の温度が抽出の成否を左右します。95℃前後の高温湯は、コーヒー豆からしっかりと香りとコクを引き出すために重要です。温度が低い場合は酸味が強くなり、逆に高すぎると苦味や雑味が出やすくなります。温度を保つためには、

 

  • ・ポットから注ぐ直前に沸騰させる
  • ・抽出前にフィンとグラスを温める

 

といった工夫がおすすめです。特に冬場はすぐに温度が下がるため、抽出中はふたをしっかり閉めて熱を逃がさないようにしましょう。

 

練乳なしブラック版とアイスアレンジの手順

甘さを控えめにしたい場合や、すっきりとした後味を楽しみたい時は、練乳なしのブラックコーヒーもおすすめです。また、暑い季節にはアイスベトナムコーヒーも美味しく楽しめます。

 

ブラック版手順

 

  1. グラスに練乳を入れず、基本手順と同じようにフィンで抽出します。
  2. 抽出後はそのまま飲むか、お好みで砂糖を加えます。

 

アイスアレンジ手順

 

  1. 基本手順で濃いめに抽出したコーヒーを用意します。
  2. 別のグラスに氷をたっぷり入れ、熱いコーヒーを一気に注ぎます。
  3. 練乳入りの場合は、しっかり混ぜて氷が溶けるまで待つと、まろやかな味わいになります。

 

このように、ベトナムコーヒーは挽き方や抽出温度、アレンジ次第で多彩な楽しみ方が広がります。自宅で本格的な味をぜひ体験してみてください。

 

よくある失敗トラブルと挽き方修正法【目詰まり・薄味完全解決】

目詰まり20分超の原因と中挽き粗調整

ベトナムコーヒーを自宅で淹れる際、抽出に20分以上かかる「目詰まり」はよくあるトラブルです。この原因の大半は、豆の挽き方が細かすぎることにあります。細挽きだとお湯の通りが悪くなり、苦味や雑味も強調されます。そこで、おすすめは「中挽き」または「やや粗挽き」。家庭用ミルなら6〜7段階中6前後が目安です。

 

挽き方ごとの抽出時間と味の特徴を比較すると、細挽きは抽出に15分〜20分ほどかかり苦味・エグ味が強くなりやすい傾向があります。中挽きは5分〜7分でバランスが良く香りも引き立ちます。粗挽きの場合は3分〜5分程度であっさりとした薄味に仕上がるのが特徴です。

 

中挽きであれば、フィンでもペーパードリップでも目詰まりを回避でき、ベトナムコーヒー本来のコクと香りを引き出せます。

 

過抽出による苦味の回避テクニック

過抽出で苦味が強くなってしまう場合、挽き目の粗さ調整が最も効果的です。さらに、下記のポイントを意識してください。

 

  1. 粉の量を減らす(通常12〜15g程度が目安)
  2. お湯の温度は93〜95℃がちょうどよい
  3. 抽出時間は5〜7分を厳守
  4. 蒸らし時間は20〜30秒程度で十分

 

これらを守ることで、過抽出による苦味やエグ味が大幅に減少します。特にベトナムコーヒーで使われる深煎りロブスタ豆は苦味が出やすいため、粗さと時間の管理が特に重要です。

 

薄味・濁りの対処と味調整ポイント

コーヒーが薄すぎたり、濁っている場合は挽き方や抽出プロセスに見直しが必要です。主な改善ポイントは以下の通りです。

 

  • ・挽き方をやや細かく調整(粗すぎは避ける)
  • ・粉をしっかりと均一にセットし、軽く押さえる
  • ・お湯の量は120ml前後を目安
  • ・高温(95℃前後)で一気に注ぐ

 

味の調整をしたい場合は、コンデンスミルクを加えて甘みとコクをアップさせるのもおすすめです。ブラックで楽しむ場合は、お湯の量や豆の量をやや多めにしてしっかり抽出しましょう。

 

ベトナムコーヒー独自の濃厚さを出すには、中挽き+高温抽出+適切な粉量がポイントです。失敗した際は、上記のポイントを一つずつ見直すことで理想の味に近づけます。

 

会社概要

会社名・・・ヴィージェイ物産株式会社 所在地・・・〒653-0031 兵庫県神戸市長田区西尻池町3丁目1-19 中田ビル103

電話番号・・・078-575-3699